学校法人・教育業界コンサルタントの水溪です。
いつもお読み頂き有難うございます。
愚かしい事を言うようですが、私は元々「広告宣伝」という言葉が余り好きではありませんでした。
虚栄心とでも言うのでしょうか。
実際以上に自分を大きく見せようとする行為や、自らの魅力を過剰に喧伝する姿には、どこか抵抗を感じていました。
私の父が、『商い』に疎い地方の高校教師だった事も関係しているのかも知れません。
どちらかと言うと、教育や福祉の現場で、日々目の前の人と真摯に向き合っておられる教育者・援助者の方の姿に尊敬の念を感じます。
ただ、曲がりなりにも経営コンサルタントとして仕事をさせて頂くようになってから、考えも少しずつ変化して来ました。
すなわち、
●仮にどれだけ素晴らしい教育活動やサービスを提供していても、それを本当に求めている人に届ける事が出来なければ意味が無い。
●また、教育や支援を提供し続けるには、まず組織体として存続しなければならない。
という事です。
お客様や現場の先生方と直接お会いするにつれて、身をもってそれを感じます。
教育は、他の財・サービスと異なり購買頻度が低く、一生を決めるものと言っても過言ではありません。
それ故、他の業界以上に、自校に関する質の高い情報を、必要としている人に届ける事が求められます。
外からは見えない学校の魅力や役割、現場の先生方の思いなど、伝えたい事は沢山あります。
こういった魅力は認識し難いものですし、普段の先生方の教育活動もなかなか表には出てきません。
しかし、これらの価値は伝えられる事を待っています。
コンサルタントとして、その橋渡しをする力をつけたいと思います。
水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)