いつも有り難うございます、水溪です。
広汎性発達障害のある方への支援を行うNPOの講演で、「みんな仲良く」という言葉が引き起こす負の結果について学んだ事があります。
幼少期に学校で「みんな仲良くすべき」という情報をインプットされ、それが出来ないばかりに成人になっても集団自体を避けてしまうケース。
障害の有無に関わらず、同じようなシーンは結構眼に浮かびます。
私自身も、人間関係で悩んでいる生徒に対しては、事情にもよりますが、
「全員と仲良くしなきゃいけない訳じゃ無いしね。」
「そもそも、友人関係を築こうと思ったら、一年単位で時間がかかることもあるよ。」
といった話をすることがあります。
高校の現場にいる者として付け加えるとしたら、
「全員と仲良くならなくても良いけど、軽々しく人の好き嫌いを言うのは良くない。」
「皆と気持ちの良い挨拶をする事は、学校や職場でとても大切なこと。」
「クラスの一員としてやらなければならない掃除はきちんとやる。」
といった事はあわせて伝えていきたいですね。
水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)