教師をしていると、人様の子どもの服装に日々注意をしなければいけないことがあります。
第一ボタンが取れている、ネクタイが下がっている、シャツの裾が出ているなど。
社会人になって5年目になるので、服装の大切さについて一通り理解はしているつもりですが、他人から服装についてとやかく言われるのは実に詰まらない事だと思います。
私自身は、前向きな気持ちさえあれば、Tシャツにジーンズでも構わないじゃないかという気持ちも有ります。
普段は簡素な服装でいて、勉強をする時は捻り鉢巻きで取り組み、興味の有ることに夢中になって挑戦する。
それでいて、パブリックな場所では、きちんとその場に相応しい振る舞いが出来る。
細かいルールで縛られるより、私自身はこんなあり方の方が好きです。
ただ、なかなかそうは出来ない。
少なくとも、自分が高校生の頃は自律した人間から程遠いものでした。
そういう意味では、高校生という時間のうちに、まずは「服装」というものを通じて自分をコントロールする練習をするのも悪くないように思います。
水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)