高校の現場にいると、生徒の友達づきあいに関する悩みと直面する。
大人しい性格で、中々親しい友人がつくれない。
積極性はあるが、相手とトラブルを起こしてしまう。
一人一人の悩みは異なるが、大別するとこのどちらかであるように思う。
いずれのケースも、相手に応じた「適切な距離」「適切な関わり方」が獲得出来ていないという意味では、根は同じソーシャルスキルの問題と言える。
これらの悩みに対して何が出来るか。
必要なのは、生徒を焦らせない事だと思う。
友達を作る前に、まずはお互いに顔と名前が一致する「顔見知り」の関係を築く。
挨拶をし合うような相手が出来てから、半年、一年という単位の時間をかけて、少しずつ親しくなっていけば良い。
毎日のHRで繰り返し伝えていきたいし、生徒間のコミュニケーションを促すワークを通して後押しをしていこうと思います。
水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)