一年生の生徒を見ていると、とても楽しい。
表情から、前向きな気持ちが伝わってくるからだ。
生徒と何気なく交わす言葉の端々から、中学校の頃の躓きや、自身の苦手を乗り越えようという意志が見てとれる。
高校で身に付けるべき力や知識は沢山有るが、この「前向きさ」に勝る物は無いと思う。
単に勉強が出来る/出来ないということより、ずっと値打ちが有る。
ここ数日は、只々感心するばかりだった。
しかし、仕事はこの先だ。
眺めているだけでは、教員とは言えない。
自分がすべきことは、大きく二つ有ると思う。
一つ目は、この前向きなエネルギーを大きくし、発揮し続ける為に必要な行動特性を身に付けさせること。
土台作りと言っても良いかも知れない。
二つ目は、個々の生徒の理想に近づく為に、目先の具体的な目標を一緒に共有すること。
言葉にするのは簡単だけど、一人一人の事はまだ良く分からない。
その為にも、もっともっとコミュニケーションを取っていかなければならないと思います。
水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)