人の話を聴くのは難しい。
日々高校生と向き合っていてそう思う。
本当の意味で話が出来る関係はすぐには出来ないし、そもそも聴き手となる「私」の器が小さくては、メッセージを受けとる事も出来ない。
でも、時々ではあるけど、相手の本音や素顔が垣間見える瞬間がある。
面談や電話の受話器を通しての事もあるし、普段の何気無い表情を見てそう感じる事もある。
勿論、そういった瞬間が2・3度あった程度では、相手の悩みの総体は見えないし、すぐに何かが解決する訳でもない。
しかし、何かが伝わったという感触は自分の心に残る。
抽象的かも知れないけど、こうした小さな手応えを大切にして行きたいと思います。
水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)