先日、職場の高校で入学式が有りました。
新入生の表情も、それを迎える2・3年生の雰囲気もとても素敵なものでした。
暫く事務仕事が続いていたので、これだけ大勢の生徒と向き合うのは久しぶりのこと。
1年生の頃に担任をしていた生徒達が沢山声を掛けてくれたのには照れましたが、元気な声を聞けて嬉しかったです。
キャンパス長による式辞の中で、「リスタート」と言う言葉が有りました。
式の最中、そして数日経った今でもぼんやり考えているのですが、自分にとって思いの外大事なキーワードで有るようです。
本来の意味は、中学校時代にしんどい思いをした子も、高校三年間で大きく変われる、成長出来ると言うメッセージ。
でも、それだけじゃ無い。
恐らく、自分自身がリスタートして教員になった一人だからこそ、余計に共鳴する部分が有るのだろうと思います。
自分がそう言った空気を纏わなくなった時、すなわち単なる「選別」に寄った教育に傾いた時が、この仕事から退場する時なのだろうと思います。
水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)