試験1週間前の放課後。
教室でテスト勉強をしている生徒の手元に目をやると、現代社会の用語の復習をしている。
文言自体は、私が配布したテスト対策用のプリントと同じなので見覚えがある。
驚いたのは、それを単語カードアプリのQuizletに打ち込んで、iPadで反復練習が出来るよう工夫がされていたからだ。
話を聞いてみると、私のクラスの生徒がその準備をして、他クラスの生徒も活用できるようにしたらしい。

凄い生徒がいたものだ。
自分が感動した理由は2つある。
1つ目は、教員に言われるでもなく、自分で進んで取り組んでいること。
作った生徒は勿論だが、そのツールを使っている生徒も、「自分にはこの方法が良い」という選択・判断をして学んでいる。
ただ言われたことをやるのとは雲泥の差が有る。
2つ目は、「教える人→学ぶ人」という関係では無くて、生徒が自分で学べる仕組みを作っていること。
勉強が得意な生徒が苦手な生徒に教えることも素晴らしいが、そういったマンツーマンの枠を超えて、多くの人の学びをサポートするという価値を生み出している。
教員である自分以上に、生徒の中では新しい教育がどんどん進んでいるように感じます。
水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

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