クラスのリーダー

新年度から、全日型コースの1年生の担任をさせて貰うことになりました。

クラスがスタートして3日目のホームルームは、クラス委員長・副委員長をはじめ、各リーダーを決める話し合い。

私からは生徒に伝えたのは3つだけ。

「やってみたい、クラスの為に頑張ってみたいと思っているなら、全員にリーダーになる権利が有る。」

「文化祭の企画や難しいことは先生も一緒に考えるので、経験の有無は問わない。」

「高校生なので、全員が仲良しになるかは分からないし、お互いに合う・合わないが有るのは当然。但し、クラスメイトに対して個人的な好き嫌いを言う人はリーダーに相応しく無いと思う。」

というものです。

立候補者はホワイトボードに名前を書きに来る形にしたのですが、一呼吸置いた後、次々と生徒が立ち上がり自然と決まっていきました。

顔ぶれを見ると、個性豊かなメンバーがバランス良く揃っている印象。

まだまだ皆、どうやって自分のカラーを出していこうか探り探りですが、素敵な雰囲気の集団になっていきそうな気がしています。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

すいすい進む、すくすく育つ

この春から、職場の通信制高校で単位制キャンパスの1年生を担当させて頂いています。

全日型のキャンパスとは異なり、希望したコマ数に基づき、自分だけの時間割を組むことが出来るのが特徴。

週2~3回の登校の生徒もいますし、朝から夕方まで授業を受けなければいけないことも有りません。

1年生と話をしていると、キャンパスの自由な空気を吸い込んで、自身の興味関心に従い上手く自主性を発揮している生徒も見られます。

先日は、ロボットやプログラミングに興味を持っている生徒にグランフロント大阪に有るナレッジキャピタルの情報を伝えようとした所、私が言うまでも無く既に知っていた様子。

更に話を聞いてみると、夏休みにはIT系のサマーキャンプに申し込んでいるとのことで、二度吃驚。

教員から見る限り、気負った様子も無く、すいすい進んでいる感じです。

自分が高校生の頃は、「学校の勉強は大変だけどやらなければいけないもの」と思っていましたが、この生徒の場合は、まずは大好きなものに直接触れて、そこから自分が今やるべきものを掴んで持ち帰って来るんだろうなぁ、という感触がありました。

正に、すくすく成長している感じ。

きっと、誰かに言われてやるより、もっともっと遠くまで進んでいけるんだろうなぁと思います。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

10ヶ月という時間

朝礼前に、教室をうろうろするのが好きだ。

休み時間の過ごし方を見ていると、それぞれの個性やライフスタイルが見えて面白い。

先日は、漢字の小テストの勉強をする生徒に目が留まった。

彼の机上のプリントには、繰り返し書かれた漢字がびっしりと並んでおり、始業前の数分も真剣な目つきでペンを走らせていた。

こんな顔をして勉強をしているんだ、と少し吃驚した。

数ヶ月前とは、全然違う顔つきをしているように思う。

今の時点では、まだまだ勉強に対する苦手意識があるようだし、成績もトップクラスという訳では無い。

けれでも、目の前のやるべきことに対する集中力は、何か響いてくるものがあった。

もしかしたら、この1~2年で一番伸びるんじゃないかな、という気がしています。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

叱ること

教員として、生徒を叱ることが下手な方だと思う。

自分が受け持っているクラスはとても朗らかなので、今のところ、大声で怒鳴る必要は余り無い。

「いけないことはいけない。」と言うことは、案外言っている。

ただ、必要に応じてピリッとした空気を作る事が、まだまだ苦手だ。

生徒のサポートはある程度は出来ても、強く引っ張り上げる力が乏しい。

自分の気質的な理由もある。

しかし本質は、僕自身が自分を厳しく律する姿勢に欠けている所にあるように思う。

叱ることを一つの表現と捉えるならば、自分が今まで出会った中でモデルにしたいと思ったリーダーは、次の点を満たしていた。

  1. まずは、リーダー自身がとことん自分自身に厳しい。
  2. どんな人に対しても優しい、親切。相手と同じ目線で話せる。
  3. ルールや約束に対しては、とても厳しい。無茶苦茶厳しい!
  4. 叱った後は、一切グチグチ言わない。
  5. それでいて、相手の美点や長所はきちんと認めてくれる。

自分の場合、土台となる1のグラつきが、指導の弱さを生んでいるように思う。

担任をしていると、しっかりリードする役割や、相手を引き上げる力、良い緊張感を作る事も必要となる。

クラスの生徒に素敵な2年生になって貰えるよう、自分と周りの空気をちょっとずつ変えて行きたいと思います。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

教えあう

先週の月曜日に後期試験の範囲が発表され、キャンパスは試験期間に入っています。

この時期、放課後の教室を覗くと、自習をしている生徒が結構な人数居る。

皆、英語のプリントや数学の問題集を開いて、カリカリとやっている。

それだけじゃなくて、理解が難しいポイントを、お互いに教えあっている場面もしばしば目にする。

なかなか良い雰囲気だなあと思う。

その顔ぶれは多様だ。

元々勉強が好きで得意な人も居れば、成績上の必要性(!)から危機感を持って勉強をしている生徒も居る。

何やら一念発起して学んでいる顔もある。

普段は余り勉強しないけれど、何となくつられて勉強している生徒も居る。

この「ついつられて」という雰囲気が好きだ。

生徒同士の横の繋がりがあってこそ生まれる空気。

こういう光景を見ると、色んな生徒が一所に集まって学ぶのは、やっぱり値打ちがあることなんだなあと改めて思います。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)