高校生が現代社会について知るべきこと

高校生にとって、家族は煙たい存在かも知れない。

例え肉親であっても、違う人間なのだから好きになれない所があっても無理はない。
親への感謝を説く人も居るが、個々の事情もあるし、そもそも人にすすめられてするものでは無いと思う。

しかし、保護者の庇護のもとを離れると、自分を守ってくれたり、何かを与えてくれる存在など無いのも事実だ。

高校で学ぶ「現代社会」のページをめくってみても、それは分かる。

例えば、人間の権利について。
現実の世の中では、諸々の権利は最初から無条件に与えられた訳では無い。
長い年月と、人々の血が流れて獲得されたものだ。
しかも、この先ずっと変わらずあるとは限らない。

例えば、経済活動について。
生きていく為には、時間を労働に変え、自身の才覚でお金を得なければならない。
自分の中の何かを売って、物を買うわけだ。
誰もタダでご飯を与えてくれたりしない。

気に入らない事があったとしても、文句だけ言っていても始まらない。
もう後何年かしたら、自分の力で生きていかなければならない。

では今、何をしたら良いか。

まずは世の中の成り立ちやルールを知り、自分自身を富ませる為の努力をする事が先決だ。
何をしたら自分が豊かに生きられるのか、少しずつ考える必要があると思います。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

何かを変えるには時間がかかる

自分を変えたい。

変わりたい。

高校入学を機にそう考えている生徒は多い。

僕も18・19歳の頃は切実にそう思っていたし、大学生になってからも多少は努力した。
ただ、今目の前にいる高校生と比べると、自らを変える事は最近少し怠けていたかも知れない。

10代という時間は、物凄いスピードで変化する。
細胞分裂を繰り返しながらぐんぐん伸びる、植物の先端のようだ。

しかし、こと習慣に関しては、ゆっくり時間をかける必要がある。

今までの生活リズム、登校ペース、人との接し方、考え方のクセ等々。
これらを変えようと思ったら、一朝一夕には行かない。

嫌になるかも知れないけど、こればっかりは続けて見ないと分からない。

僕自身の事で言えば、3年かけて変わった事もあれば、10年掛かって少しだけ進歩した事もある。
努力したけど余り変わらない事もある。

いずれにせよ、自分を簡単に見限ったりせず、焦らず行くのが大切だと思います。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

大人と子どもの違い

同じ高校生でも、大人と子どもがいる。
大人だな、と感じる人は、今自分がすべきことを精一杯やっている。
一方で、周りの不満ばかり口にする人もいる。
学校だけじゃなく、もしかしたら一般の社会でもそうかも知れない。

一番の違いは、まず変えるべきは自分自身、という事を知っているか否かだと思う。

自分が高校生だった頃を思い返すと、何の事はない、斜に構えて勉強を怠けている煮え切らない生徒だった。
好きなことだけは一生懸命やったのがせめてもの救いだ。

だから、斜に構えた生徒を見ると、思わず苦笑してしまう。

いずれにせよ、周りを気にせずまずは自分自身の課題と正面から向き合うことが大切だと思う。
ある人にとっては毎日学校に通う事かも知れないし、誰かと話す事、勉強や表現で努力する事かも知れない。

否定的な意見は気にする必要は無いと思う。

~余談~
もっと凄い大人は、純粋な「子どもの心」を持ったまま、周りの人を巻き込んで環境自体を変化させたり、今まで無かった物を作り出したりする。
自分もそんな大人になりたいです。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

性格

世間では、明るく元気な事が良しとされがちだ。
学校教育の中でも、そういった生徒が褒められるように思う。

でも、僕自身は内向的な性格の持ち主も嫌いじゃない。

静かだけど、内に秘めた思いを持っている。
そんな性格もカッコ良い。

大好きな作家や表現者を思い浮かべてみても、内に対する眼を持ち、ある種の生き難さと向き合い続けた人は多い。

人間生きていれば不愉快なこともあるし、いつも明るく笑顔でなんていられない。
それぐらいの方が、人として親しみを感じます。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

一番値打ちが有るもの

一年生の生徒を見ていると、とても楽しい。

表情から、前向きな気持ちが伝わってくるからだ。

生徒と何気なく交わす言葉の端々から、中学校の頃の躓きや、自身の苦手を乗り越えようという意志が見てとれる。

高校で身に付けるべき力や知識は沢山有るが、この「前向きさ」に勝る物は無いと思う。
単に勉強が出来る/出来ないということより、ずっと値打ちが有る。

ここ数日は、只々感心するばかりだった。

しかし、仕事はこの先だ。
眺めているだけでは、教員とは言えない。

自分がすべきことは、大きく二つ有ると思う。

一つ目は、この前向きなエネルギーを大きくし、発揮し続ける為に必要な行動特性を身に付けさせること。
土台作りと言っても良いかも知れない。

二つ目は、個々の生徒の理想に近づく為に、目先の具体的な目標を一緒に共有すること。

言葉にするのは簡単だけど、一人一人の事はまだ良く分からない。

その為にも、もっともっとコミュニケーションを取っていかなければならないと思います。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)