最近感じていること

教員を生業にして4年目に入った。

ある種の悩みや課題を持った生徒との関りも方も、割りと熟れてきた。

今まで教わったことを元に、身をもって実践した成果だと思う。

10代後半の頃に触れたかった仕事が出来ているのは、素直に喜んで良い筈だ。

ただ、このところ息苦しさやしんどさを感じることが増えてきた。

登校頻度が少ないコースの生徒と関わる中で、明確な手が打てないまま長期欠席が続き、留年、時には退学に至ってしまうケースと直面している。

リスタート出来る環境である筈が、更なる失敗体験を作り出してしまっていることに、大きな矛盾を感じる。

支援者として僅かばかりの心得はあるつもりでいたが、「難しいな」と自分自身を納得させるくせがついてしまった。

今まで学校が作り上げてきたものを否定する訳では無いが、より大きな課題を持った生徒に対して、同じ方法論だけを繰り返していても上手くいかないことは明らかだ。

提供するサービスや教育上のプログラム、支援体制自体を見直さなければならない。

ここまで書いて気づいたこと。

つまるところ、僕自身、自分でも気づかないうちにいじけ、怠けていたのだと思う。

素人仕事でも構わない。

頭に鉢巻を巻いて、鉛筆で線を引っ張り、金槌やのこぎりを引っ張り出して、足りないものをどんどん作る。

それが出来ないなら、さっさと退場するか、看板を下ろさなきゃならない。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

Advertisements

リスタート出来る場所

先日、職場の高校で入学式が有りました。

新入生の表情も、それを迎える2・3年生の雰囲気もとても素敵なものでした。

暫く事務仕事が続いていたので、これだけ大勢の生徒と向き合うのは久しぶりのこと。

1年生の頃に担任をしていた生徒達が沢山声を掛けてくれたのには照れましたが、元気な声を聞けて嬉しかったです。

キャンパス長による式辞の中で、「リスタート」と言う言葉が有りました。

式の最中、そして数日経った今でもぼんやり考えているのですが、自分にとって思いの外大事なキーワードで有るようです。

本来の意味は、中学校時代にしんどい思いをした子も、高校三年間で大きく変われる、成長出来ると言うメッセージ。

でも、それだけじゃ無い。

恐らく、自分自身がリスタートして教員になった一人だからこそ、余計に共鳴する部分が有るのだろうと思います。

自分がそう言った空気を纏わなくなった時、すなわち単なる「選別」に寄った教育に傾いた時が、この仕事から退場する時なのだろうと思います。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

小さなミッション

間もなく平成30年度がスタートします。

通信制高校に転職し、フルタイムの教員になって4年目に入ります。

多少進歩したことも有りますが、当初思っていたよりゆっくりしか成長していないようです。

この1年間を密度の濃いものにする為に、今年度注力したい自分の使命をここに記します。

  1. 教育者・支援者としてピカイチの人材になる
  2. 単位制キャンパスの教育力向上とキャンパス全体のサポート体制の強化
  3. ミドルリーダーとして後輩のモデルとなる

短く書くと、こうなります。

少しずつ、続きを書いていきたいと思います。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

今こそ掲げるミッション

10代の終わりに通った美術予備校で、ミッション、ビジョン、コアバリューという言葉を教わった。

つまりは、「自分の旗を掲げろ」というメッセージだと思う。

大切な事を確認する意味で、今の自分のミッションをここに記しておきます。

===== mission =====

①教育を通じて、自己と社会を知る機会を提供する。

②発達上の課題や悩みと直面する人に寄り添い、一緒に乗り越えられる存在になる。

③生徒の力を引き出せる学校と組織を作る。

④生を享受する。この世の美しい物事に触れ、感じた事を記録し発信する。

⑤自分自身と身近な人の幸せの為に生きる。

===== vision =====

●33歳までに、教科指導、SST、学年運営の面でミドルリーダーとしての役割を果たせるようになる。

●35歳までに、小規模キャンパスをマネジメント出来る力をつける。

===== value =====

●失敗から学ぶ。

●よく身体を動かし、よく考える。

●何かのせいにしない。

●整理整頓の徹底。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

世界の何処かであったこと

いつも有り難うございます、水溪です。
先日、宮沢賢治著『虔十公園林』を読み返してみました。

私は、賢治の抽象的な詩は良くわかりませんし、自己犠牲的な作品も辛くて読めません。
ただ、淡々としたこの作品は不思議と何度も読んでいます。

『虔十公園林』を最初に手に取ったの小学生の頃。
大好きだった先生が学芸会の題目として選び、詩情溢れる劇として眼前に示して下さった事も影響しているのかも知れません。

大人になって改めて気づくのは、人物や景色の描写の見事さ。
物語の舞台や時代は私が今生きている現代とは違うはずなのに、あたかも現実に存在した情景のように感じられます。

子供たちの訪れない雨の降る杉林で佇む虔十の様子。
枝からしたたる水滴の美しさ。
そして、哀しみ。

本当に、世界の何処かであったことのように思います。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)