小さな手応え

人の話を聴くのは難しい。

日々高校生と向き合っていてそう思う。

本当の意味で話が出来る関係はすぐには出来ないし、そもそも聴き手となる「私」の器が小さくては、メッセージを受けとる事も出来ない。

でも、時々ではあるけど、相手の本音や素顔が垣間見える瞬間がある。
面談や電話の受話器を通しての事もあるし、普段の何気無い表情を見てそう感じる事もある。

勿論、そういった瞬間が2・3度あった程度では、相手の悩みの総体は見えないし、すぐに何かが解決する訳でもない。

しかし、何かが伝わったという感触は自分の心に残る。

抽象的かも知れないけど、こうした小さな手応えを大切にして行きたいと思います。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

今こそ掲げるミッション

10代の終わりに通った美術予備校で、ミッション、ビジョン、コアバリューという言葉を教わった。

つまりは、「自分の旗を掲げろ」というメッセージだと思う。

大切な事を確認する意味で、今の自分のミッションをここに記しておきます。

===== mission =====

①教育を通じて、自己と社会を知る機会を提供する。

②発達上の課題や悩みと直面する人に寄り添い、一緒に乗り越えられる存在になる。

③生徒の力を引き出せる学校と組織を作る。

④生を享受する。この世の美しい物事に触れ、感じた事を記録し発信する。

⑤自分自身と身近な人の幸せの為に生きる。

===== vision =====

●33歳までに、教科指導、SST、学年運営の面でミドルリーダーとしての役割を果たせるようになる。

●35歳までに、小規模キャンパスをマネジメント出来る力をつける。

===== value =====

●失敗から学ぶ。

●よく身体を動かし、よく考える。

●何かのせいにしない。

●整理整頓の徹底。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

募金活動

4月下旬に熊本地震に対する募金活動を企画した所、即座に50余名の生徒が手を挙げ参加してくれた。

一年生が積極的に取り組んでくれた事がとても嬉しい。

話を聞いてみると、家族が九州出身だと語る生徒や、東日本大震災で被災した経験を持つ生徒も居て、彼ら彼女らは自主的に事前準備に励んでくれた。

皆が想像力を働かせ、自分達に出来ることをした結果だと思う。
金額は割愛するが、4日間に渡って大阪駅前に立ち、本当に多くの方のご協力を頂くことが出来た。

生徒の中からは、活動を一過性のものにするのでは無く、どうしたら必要な支援を継続出来るかを考え、調べ始める生徒も出てきている。

僕には魔法のような答えは有りませんが、一緒に考えて行きたいと思います

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

高校生が現代社会について知るべきこと

高校生にとって、家族は煙たい存在かも知れない。

例え肉親であっても、違う人間なのだから好きになれない所があっても無理はない。
親への感謝を説く人も居るが、個々の事情もあるし、そもそも人にすすめられてするものでは無いと思う。

しかし、保護者の庇護のもとを離れると、自分を守ってくれたり、何かを与えてくれる存在など無いのも事実だ。

高校で学ぶ「現代社会」のページをめくってみても、それは分かる。

例えば、人間の権利について。
現実の世の中では、諸々の権利は最初から無条件に与えられた訳では無い。
長い年月と、人々の血が流れて獲得されたものだ。
しかも、この先ずっと変わらずあるとは限らない。

例えば、経済活動について。
生きていく為には、時間を労働に変え、自身の才覚でお金を得なければならない。
自分の中の何かを売って、物を買うわけだ。
誰もタダでご飯を与えてくれたりしない。

気に入らない事があったとしても、文句だけ言っていても始まらない。
もう後何年かしたら、自分の力で生きていかなければならない。

では今、何をしたら良いか。

まずは世の中の成り立ちやルールを知り、自分自身を富ませる為の努力をする事が先決だ。
何をしたら自分が豊かに生きられるのか、少しずつ考える必要があると思います。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

何かを変えるには時間がかかる

自分を変えたい。

変わりたい。

高校入学を機にそう考えている生徒は多い。

僕も18・19歳の頃は切実にそう思っていたし、大学生になってからも多少は努力した。
ただ、今目の前にいる高校生と比べると、自らを変える事は最近少し怠けていたかも知れない。

10代という時間は、物凄いスピードで変化する。
細胞分裂を繰り返しながらぐんぐん伸びる、植物の先端のようだ。

しかし、こと習慣に関しては、ゆっくり時間をかける必要がある。

今までの生活リズム、登校ペース、人との接し方、考え方のクセ等々。
これらを変えようと思ったら、一朝一夕には行かない。

嫌になるかも知れないけど、こればっかりは続けて見ないと分からない。

僕自身の事で言えば、3年かけて変わった事もあれば、10年掛かって少しだけ進歩した事もある。
努力したけど余り変わらない事もある。

いずれにせよ、自分を簡単に見限ったりせず、焦らず行くのが大切だと思います。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)