大人と子どもの違い

同じ高校生でも、大人と子どもがいる。
大人だな、と感じる人は、今自分がすべきことを精一杯やっている。
一方で、周りの不満ばかり口にする人もいる。
学校だけじゃなく、もしかしたら一般の社会でもそうかも知れない。

一番の違いは、まず変えるべきは自分自身、という事を知っているか否かだと思う。

自分が高校生だった頃を思い返すと、何の事はない、斜に構えて勉強を怠けている煮え切らない生徒だった。
好きなことだけは一生懸命やったのがせめてもの救いだ。

だから、斜に構えた生徒を見ると、思わず苦笑してしまう。

いずれにせよ、周りを気にせずまずは自分自身の課題と正面から向き合うことが大切だと思う。
ある人にとっては毎日学校に通う事かも知れないし、誰かと話す事、勉強や表現で努力する事かも知れない。

否定的な意見は気にする必要は無いと思う。

~余談~
もっと凄い大人は、純粋な「子どもの心」を持ったまま、周りの人を巻き込んで環境自体を変化させたり、今まで無かった物を作り出したりする。
自分もそんな大人になりたいです。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

性格

世間では、明るく元気な事が良しとされがちだ。
学校教育の中でも、そういった生徒が褒められるように思う。

でも、僕自身は内向的な性格の持ち主も嫌いじゃない。

静かだけど、内に秘めた思いを持っている。
そんな性格もカッコ良い。

大好きな作家や表現者を思い浮かべてみても、内に対する眼を持ち、ある種の生き難さと向き合い続けた人は多い。

人間生きていれば不愉快なこともあるし、いつも明るく笑顔でなんていられない。
それぐらいの方が、人として親しみを感じます。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

一番値打ちが有るもの

一年生の生徒を見ていると、とても楽しい。

表情から、前向きな気持ちが伝わってくるからだ。

生徒と何気なく交わす言葉の端々から、中学校の頃の躓きや、自身の苦手を乗り越えようという意志が見てとれる。

高校で身に付けるべき力や知識は沢山有るが、この「前向きさ」に勝る物は無いと思う。
単に勉強が出来る/出来ないということより、ずっと値打ちが有る。

ここ数日は、只々感心するばかりだった。

しかし、仕事はこの先だ。
眺めているだけでは、教員とは言えない。

自分がすべきことは、大きく二つ有ると思う。

一つ目は、この前向きなエネルギーを大きくし、発揮し続ける為に必要な行動特性を身に付けさせること。
土台作りと言っても良いかも知れない。

二つ目は、個々の生徒の理想に近づく為に、目先の具体的な目標を一緒に共有すること。

言葉にするのは簡単だけど、一人一人の事はまだ良く分からない。

その為にも、もっともっとコミュニケーションを取っていかなければならないと思います。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

主語と動詞の距離

長い話は、話すのも聞くのも苦手だ。
自分が視覚優位な傾向を持っているせいかも知れない。

昔から、抑揚豊かな女性に身ぶり手振りを交えて話されると、動作や音の高低に気をとられて聞き漏らしてしまう事が多い。
だから、耳からの指示が入りづらい生徒には、かなりシンパシーを感じる。

指示も一つの表現である以上、シンプルで分かりやすいものが好きだ。

その意味では、会社勤めをしていた頃にお世話になったチームリーダーの話し方が、自分にとっての理想である。

特徴をまとめると、次のようになる。

●新しいプロジェクトが始まる際は、その目的を短い言葉で示す。
●取り組むべき仕事の全体像(目次)を、目で見て分かる形で示す。
●指示・説明時のワンセンテンスが短い。主語と動詞の間に長々と単語を並べない。

こんなところだろうか。

機能的で、美しい。

入学式が無事終わり、新クラスでの活動がスタートして1週間目。
今は、ピカピカの1年生達に学校生活を送る上でのルールや、人間関係で気をつけるべき事を日々伝えています。
投げ掛けた言葉を上手くキャッチして貰えるよう、簡潔な話し方を心掛けて行きたいです。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

友達づくり

高校の現場にいると、生徒の友達づきあいに関する悩みと直面する。

大人しい性格で、中々親しい友人がつくれない。

積極性はあるが、相手とトラブルを起こしてしまう。

一人一人の悩みは異なるが、大別するとこのどちらかであるように思う。

いずれのケースも、相手に応じた「適切な距離」「適切な関わり方」が獲得出来ていないという意味では、根は同じソーシャルスキルの問題と言える。

これらの悩みに対して何が出来るか。

必要なのは、生徒を焦らせない事だと思う。

友達を作る前に、まずはお互いに顔と名前が一致する「顔見知り」の関係を築く。

挨拶をし合うような相手が出来てから、半年、一年という単位の時間をかけて、少しずつ親しくなっていけば良い。

毎日のHRで繰り返し伝えていきたいし、生徒間のコミュニケーションを促すワークを通して後押しをしていこうと思います。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)