朝のセルフチェックの習慣化

今週で夏休みが終わり、8月末には生徒が揃って登校してくる。

職員休暇中は、身の回りの整理をしたり、身体を動かしたりして過ごした。

のんびりする時間が出来ると、

「3年間という限られた時間で、生徒をどこまで連れて行けるのか。」

「自分は教員としてどうなりたいのか。」

といったことぼんやり考える。

大きい問いなので、まだ上手くは答えられない。

ただ、目先のことに関して言うと、新学期は今一度、土台作りに力を入れたいと思う。

例えば、朝のSHRまでの過ごし方。

その一部を明文化すると下記のようになる。

学習の為の姿勢、聞く姿勢を自分で整えること。

人に言われてからするのではなくて、自分でチェックすることに意味がある。

地味なことかも知れないけど、まずはきちんとした習慣を作らないと、学んだことが積み上がっていかない。

良い3年間が過ごせるように、繰り返し伝えていきたいと思います。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

 

始業までにすべきこと

モノの管理のストレスを無くす

私が勤務している高校では、英数国の3科目で習熟度別の授業が行われている。
自ずから、教室移動が多くなる。
筆記具と教科書・ノート、単語帳やプリント類を持って、休み時間毎に異なる教室に移動する訳だ。

生徒の中には、きちんと物の管理をする習慣がついておらず、ホームルーム教室に必要な教材の一部を忘れてきてしまう者も見られる。

僕もこういった事が得意では無いので、気持ちは分からないでも無い。
でも、はっきり言って時間が勿体無いし、何度も繰り返していては周りの人への迷惑になってしまう。

一方で、ちょっとした工夫によって、ストレス無く学校生活を送っている生徒もいる。

ある生徒は、ファスナー付きファイルケースを主要科目分用意して、それに必要教材一式を入れていた。

成る程、この方法なら物も無くならないし、ケースを小脇に抱えて行けば、1時間目、2時間目、3時間目という移動もらくちんだ。

些細な事かも知れないけど、こういった工夫は合理的で美しい。
アイディア一つで、感じなくてよいストレスをクリア出来る。

是非、他の子にもすすめてみたいと思います。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

友達づくり

高校の現場にいると、生徒の友達づきあいに関する悩みと直面する。

大人しい性格で、中々親しい友人がつくれない。

積極性はあるが、相手とトラブルを起こしてしまう。

一人一人の悩みは異なるが、大別するとこのどちらかであるように思う。

いずれのケースも、相手に応じた「適切な距離」「適切な関わり方」が獲得出来ていないという意味では、根は同じソーシャルスキルの問題と言える。

これらの悩みに対して何が出来るか。

必要なのは、生徒を焦らせない事だと思う。

友達を作る前に、まずはお互いに顔と名前が一致する「顔見知り」の関係を築く。

挨拶をし合うような相手が出来てから、半年、一年という単位の時間をかけて、少しずつ親しくなっていけば良い。

毎日のHRで繰り返し伝えていきたいし、生徒間のコミュニケーションを促すワークを通して後押しをしていこうと思います。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)