主語と動詞の距離

長い話は、話すのも聞くのも苦手だ。
自分が視覚優位な傾向を持っているせいかも知れない。

昔から、抑揚豊かな女性に身ぶり手振りを交えて話されると、動作や音の高低に気をとられて聞き漏らしてしまう事が多い。
だから、耳からの指示が入りづらい生徒には、かなりシンパシーを感じる。

指示も一つの表現である以上、シンプルで分かりやすいものが好きだ。

その意味では、会社勤めをしていた頃にお世話になったチームリーダーの話し方が、自分にとっての理想である。

特徴をまとめると、次のようになる。

●新しいプロジェクトが始まる際は、その目的を短い言葉で示す。
●取り組むべき仕事の全体像(目次)を、目で見て分かる形で示す。
●指示・説明時のワンセンテンスが短い。主語と動詞の間に長々と単語を並べない。

こんなところだろうか。

機能的で、美しい。

入学式が無事終わり、新クラスでの活動がスタートして1週間目。
今は、ピカピカの1年生達に学校生活を送る上でのルールや、人間関係で気をつけるべき事を日々伝えています。
投げ掛けた言葉を上手くキャッチして貰えるよう、簡潔な話し方を心掛けて行きたいです。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

口を閉じて聴く力

学校法人・教育業界コンサルタントの水溪です。

いつもお読み頂き有難うございます。

職業人として尊敬出来る先輩に囲まれて仕事をしています。

以前お世話になった40代のある先輩コンサルタントは、相手の立場や年齢に関わらず

●相手が何か言おうとすると、反射的に口を閉じる。

という事を習慣的にされていました。

このようなところに、人としての知性が出るように思います。

途中で遮る事無く、最後まで聞いた上で初めて口を開く訳です。

結果的には、これが一番効率的で、効果的なコミュニケーションに繋がるのでは無いでしょうか。

自分自身を省みると、話の半ばで口を挟んでしまったり、先に軽率な考えを言ってしまう事がしばしばです。

伝える力以上に大切な力だと感じます。

出来ていないこととして、素直に改めたいです。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

大阪市教育振興基本計画案に見る英語教育の時流

学校法人・教育業界コンサルタントの水溪です。

いつもお読み頂き有難うございます。

先日、大阪市が取り組む『グローバル化改革』に関する資料を頂く為に、大阪市教育委員会事務局を訪問して参りました。

本計画では、

●積極的に自分の考えや意見を伝える事が出来る英語コミュニケーション能力の育成

を目的とし、英語教育について大きく2つのプランが示されています。

一点目は、小学校から中学校まで一貫した『音声・文字・発音の総合的な英語教育』の実施です。

具体的には、音声指導重点校として(24小学校・8中学校)が設定され、学習メソッドとして「フォニックス」が採用される見込みとなっています。

フォニックスは、英語の発音とアルファベットの間の規則性を習得させるメソッドであり、英語学習上の単語の読み書きでの躓きを改善する効果も期待されます。
(私が中学生の頃は、辞書や教科書の裏表紙に載っている発音記号表と睨めっこをしながら、怪しげな発音をしていたのですが、これから学ぶ子は、より英語らしい発音が出来る訳ですね。)

民間の英会話スクールでは、

●Berlitz kids(http://www.berlitz.co.jp/kids/

●ECC KID’S WORLD(http://www.kids.ecc.jp/

等で、年代と習熟度に応じたプログラムが導入されています。

二点目の英語教育の目玉は、ICT(Information and Communication Technology)の有効活用です。

まだ詳細は不明ですが、「アジアなど海外の小・中学校と連携し、英語で学びあう機会づくり」「双方向のコミュニケーション」「情報活用能力の育成」「協働学習や個別学習の充実」が盛り込まれており、コミュニケーション手段としての英語の活用が重視された内容となっています。

これらの政策に関しては賛否両論があるかもしれません。

また、正確な効果に関しては継続的な実証研究を待たなくてはなりません。

ただ、

●学校教育に関わる者は、単に英語を教授するのでは無く、その目的とメソッドに関して明確な指針を持たなければならない。

●また、その手段であるICTの活用方法に関しても、ビジョンを持たなければならない。

という時流を明確にした点において、非常に意味のある計画案であると感じます。

これから、どんな個性的な取組みをする学校が出てくるのか、目が離せません!

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)