自分の席からは見えないもの

9月に入ってから、先輩教員に声を掛けて頂いて、キャリア教育やICTに関するプロジェクト会議に出席させて頂いた。

私の職場は、全国に拠点を持つ広域通信制高校なので、本部職員と各キャンパスの有志の教員が定期的に集まり、こうしたプログラムを作りあげている。

スケールメリットを活かした教育作りに取り組む先生方の様子を目の当たりにすると、自分の出来ていること、出来ていないことが良く分かる。

視点の高さ、と言っても良いかも知れない。

普段、職員室の椅子に座っていると、どうしても目の前の仕事や、自分のクラスの生徒ばかりに目がいってしまう。

勿論、一番は目の前の事だ。

しかし、自キャンパスに対しても、全国のキャンパスに対しても、もっと出来ることは有るんじゃないかという思いが湧いて来る。

この日声をかけて頂いたのは、会議の中で、googleフォームを活用した業務の効率化を提案することが目的。

キャリア授業の中では、単元ごとの理解度を測る為に紙のアンケートを頻繁にしているし、それをキャンパスごとで整理し、全国で共有するのはとても手間がかかる。

それを、WEBアンケートフォームを活用する事で各キャンパスの負担を減らし、情報共有、フィードバックを容易にしようというのが私の提案だ。

予め作って行ったサンプルを見せると、どの先生もすぐに狙いを理解して下さり、是非やろうという結論に。

この仕組みは、生徒の満足度調査にも使えるし、複数キャンパスを持つ学校だからこそよりメリットも際立ってくる。

教育の世界に飛び込んで2年目。

会社勤めをしていた際に教えて貰った考え方やツールが、色んな場面で役に立ってきそうです。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

質問する力

教育・福祉業界コンサルタントの水溪です。

いつもお読み頂き有難うございます。

お蔭様で年末から複数のプロジェクトにアサイン頂き、介護事業の立ち上げや物流関連の調査と幅広い仕事をさせて頂いております。

企業様の特定の課題を解決する為に、一定期間に複数のコンサルタントが投入される船井総研のプロジェクト業務。

このプロジェクト業務では、社内の精鋭部隊に混じって仕事を進めることになります。

物凄く頭が良くて、お客様の課題を素早く理解して仕事を進める人たちを見ていると、一つの共通点があるように思います。

それは、相手によく質問すること。

決して知ったかぶりをしたりせず、分からないことはすぐに相手に聞くという習慣を持たれている方が多いようです。

もう少し「質問」を細かく見て見ると、大別して

1)コンサルタントとしての提案・仮説を検証する為の質問。

2)ビジネスモデルを理解する為の質問。

3)基礎的事項に関する質問。

の3つに分類されます。

優秀なコンサルほど質問の総量が多く、かつ上記の1)に近い質問を適切なタイミングで行っているように感じます。

頭は急には良くならない気はしますが、良い提案をする為の事前準備と、1)~3)の習慣作りは私も徹底していきたいと思います。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)