凄い生徒—「自分で学ぶ」を支援する

試験1週間前の放課後。

教室でテスト勉強をしている生徒の手元に目をやると、現代社会の用語の復習をしている。

文言自体は、私が配布したテスト対策用のプリントと同じなので見覚えがある。

驚いたのは、それを単語カードアプリのQuizletに打ち込んで、iPadで反復練習が出来るよう工夫がされていたからだ。

話を聞いてみると、私のクラスの生徒がその準備をして、他クラスの生徒も活用できるようにしたらしい。

生徒のiPadの画面。定着が不十分な語句をピックアップして効率的に学ぶことが出来る。

凄い生徒がいたものだ。

自分が感動した理由は2つある。

1つ目は、教員に言われるでもなく、自分で進んで取り組んでいること。

作った生徒は勿論だが、そのツールを使っている生徒も、「自分にはこの方法が良い」という選択・判断をして学んでいる。

ただ言われたことをやるのとは雲泥の差が有る。

2つ目は、「教える人→学ぶ人」という関係では無くて、生徒が自分で学べる仕組みを作っていること。

勉強が得意な生徒が苦手な生徒に教えることも素晴らしいが、そういったマンツーマンの枠を超えて、多くの人の学びをサポートするという価値を生み出している。

教員である自分以上に、生徒の中では新しい教育がどんどん進んでいるように感じます。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

App Store Quizlet クイズレット: 英語を習うそして勉強

Google Play Quizlet クイズレット:語学と語彙を単語カードで学ぶ

高校生が現代社会について知るべきこと

高校生にとって、家族は煙たい存在かも知れない。

例え肉親であっても、違う人間なのだから好きになれない所があっても無理はない。
親への感謝を説く人も居るが、個々の事情もあるし、そもそも人にすすめられてするものでは無いと思う。

しかし、保護者の庇護のもとを離れると、自分を守ってくれたり、何かを与えてくれる存在など無いのも事実だ。

高校で学ぶ「現代社会」のページをめくってみても、それは分かる。

例えば、人間の権利について。
現実の世の中では、諸々の権利は最初から無条件に与えられた訳では無い。
長い年月と、人々の血が流れて獲得されたものだ。
しかも、この先ずっと変わらずあるとは限らない。

例えば、経済活動について。
生きていく為には、時間を労働に変え、自身の才覚でお金を得なければならない。
自分の中の何かを売って、物を買うわけだ。
誰もタダでご飯を与えてくれたりしない。

気に入らない事があったとしても、文句だけ言っていても始まらない。
もう後何年かしたら、自分の力で生きていかなければならない。

では今、何をしたら良いか。

まずは世の中の成り立ちやルールを知り、自分自身を富ませる為の努力をする事が先決だ。
何をしたら自分が豊かに生きられるのか、少しずつ考える必要があると思います。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)