授産施設の自助努力を促す仕組み

学校法人・教育・福祉業界コンサルタントの水溪です。

いつもお読み頂き有難うございます。

先日、審査員の一人としてお招き頂いた「第5回スウィーツ甲子園 兵庫県大会」に出席して参りました。

同大会は、兵庫県下の障害福祉サービス事業所で作られた商品の販路拡大を担う兵庫セルプセンターさんが企画され、現在は全国大会が開かれるビックイベントとなっているものです。

私は縁あって昨年から参加させて頂いているのですが、どの事業所さんの商品(焼き菓子やパン、ジャムなど)も独自の工夫がなされ、日々の努力が伺えるものばかりでした。

この企画をゼロから立ち上げて来られた方々に伺って知った事なのですが、開催当初は

●事業所で作ったものが売れたら良いな。

という姿勢だった各施設の方々が、ここ数年は

●ウチの事業所はこんな良いものを作っている。この商品を、こんなお客さんに是非買って貰いたい!

というように、自信を持った表情に変わられてきたそうです。

文字にすると些細な違いかもしれませんが、この差は物凄く大きなものだと思います。

これまでの歳月の成果ですね。

ともすれば相互に孤立する恐れのある各施設を繋ぎ、外部に対して自施設の取り組みを伝える機会を提供する役割を担われているように思います。

このような素晴らしい仕組みと、各施設さんの試行錯誤に非常に感銘を受けた一日でした。

~追記~

兵庫県下の授産商品は、こちらのサイトで購入出来ます。

●+NUKUMORI(http://www.nukumori-hyogo.com/

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水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

ネットワークの力が福祉を変える

学校法人・教育業界コンサルタントの水溪です。

いつもお読み頂き有難うございます。

福祉サービス事業所で働く方にお会いすると、行政や相談機関との間で生じる温度差が話題にあがる事があります。

事実、定められているガイドラインが不明瞭である為に、支援を求める人に行政窓口で適切な情報が提供されず、障害福祉サービスの円滑な受給が出来ないケースがあるそうです。

利用者さんの気持ちや、結果的に調整役となる民間の支援者の負担を考えると、行政への不満の声が聞かれるのも頷けることだと思います。

(行政の方で、不快に思われたらすみません。あくまで、そういうケースもあるらしい、という話です。)

先日お会いした関西の福祉系NPOの経営者さんは、これらの問題に全く異なる姿勢で取り組んでおられました。

すなわち、自ら他の事業所と行政を巻き込んだ自主的なネットワークづくりをする事によって、地域全体の福祉サービスの向上に尽力されているのです。

具体的には、

●事業所運営上の規定に関する情報の共有によって、福祉サービス提供者側のコンプライアンスの遵守を徹底する。

●都道府県レベル、市区町村レベルの制度の違いを共有し、行政担当者・事業者・サービス受給者の混乱を未然に防ぐ。

●地域で未整備の福祉施策に関しては、ガイドラインの提案という形で、行政への積極的関与を行う。

といった取組みをされています。

この方の眼には、自施設の利用者さんや職員さんの事だけでなく、地域全体の支援の問題まで映っていることが伺えます。

凄い経営者さんですね。

非常に素晴らしい方だったので、ここに記させて頂きます。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)