学校法人・教育業界コンサルタントの水溪です。
いつもお読み頂き有難うございます。
以前医療系専門学校をご訪問させて頂いた際、その敷地内で附属の鍼灸院を目にしたことがあります。
専門学校が付属の医療施設を持つことには、
①質の高い実習機会の提供、②差別化による生徒獲得、③地域社会と関与する窓口の確保
といった効果が期待出来ます。
国家資格に対応した認知度の高い職種がある一方で、放課後等デイサービスの分野はその歴史が比較的若いこともあり、在学中に直接触れ、進路として選択していく仕組みはまだまだ整っていないように思います。
宮崎市にある宮崎保健福祉専門学校は、専門学校が放課後等デイサービス事業所を持つ非常に稀な例の一つです。
同校は、介護福祉、作業療法、精神保健福祉に関する3学科を有しており、事業所内ではプレイセラピーを中心とした発達を促す取り組みや、自立の為のプログラムが提供されています。
それぞれの学科の専門知識を元に児童生徒の生活技能訓練の場に関与出来るという事は、放課後等デイ業界へのルートの提示に留まらず、ライフイベントに応じたサポートを行う支援者としての基盤を養う上でも非常に大きな意味があります。
放課後等デイと学生を繋ぐ素晴らしい取り組みとして、共有させて頂きます。
水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)