通信制高校に在籍する子どものレポートが進まないという悩みに対して出来ること

先日、ある親の会のグループワークにお邪魔した際、

「子どもが、学校のレポートを全然やらずに困っている。」

「親が言っても聞かない。」

という悩みを伺いました。

レポート、スクーリング、テストを三つの柱とする通信制高校において、自宅でのレポート学習は避けては通れないものです。

紙媒体、Eラーニング形式と形は様々ですが、これを期限内に終わらせることが出来ないと、単位習得が出来ず留年に繋がりかねません。

学校によってコースの特色や支援出来る内容は異なるかと思いますが、学習についての不安がある場合、入学前からどのようなサポートが可能かを相談して頂くのが良いかと思います。

私の場合、レポートの重要性を本人に繰り返し伝える、登校時に声を掛ける、保護者と定期的にやり取りをするのは勿論ですが、必要に応じて以下の3つの方法を取ることが多いです。


①レポートをする場所と時間を決める

行動の切り替えが苦手な特性を持っている生徒さんの場合、

「○日の○○時に登校して、2~3時間だけ勉強しよう。」

「授業の空き時間に、~のレポートをやろう。」

「授業が終わった後に、フリースペースで○○時までレポートをしよう。」

と言った促しをします。

普段、ゲームやアニメ、動画視聴等をしてリラックスする場である自宅で、気持ちを切り替えて勉強をするのは中々難しいものです。

そんな生徒には、自宅では無く学校でやることを提案します。

いくつかの選択肢を提示して選んで貰うと、結構納得してやってくれるように思います。

②横について部分的にサポートをする

一つ一つの言葉の意味に囚われ過ぎて進まないケースも有ります。

きちんと理解したいという思い強く、曖昧なのが許せなくて進まない場合、少し語弊は有るかも知れませんが、“いい加減”を覚えて貰うよう指導します。

教科書やレポートの内容を全て理解する必要は無いと伝えた上で、横について

「よっしゃ、解けた!」

「これは、深く考え過ぎると難しいから次行こう!」

というように、極力立ち止まらないように促します。

丁寧に勉強する生徒の姿勢を否定するつもりは有りませんが、〆切があるレポートの場合、時にはサクサク進めることも大切と言うメッセージを伝えます。

③生徒同士のつながりを活用する

教員からの直接的な声掛けより、周りの子を意識させることで頑張る生徒もいます。

例えば、その月のレポートをいち早く終わらせた生徒がいると、私は全力で褒めます。

そうすると、皆案外耳に入っているようで、自分も早く手をつけなきゃマズイかな、と思ってくれるようです。

あとは、生徒たちが自習する様子や、得意科目がある子が苦手な子に要点を教える様子を遠巻きに見守るだけです。


長くなりましたが、これらのサポートもずっと行う訳では有りません。

やり方のコツさえ掴んでしまえば、後は自分で出来るようになる生徒が殆んどです。

保護者の方からの言葉掛けも大切ですが、上手く教員や学校という場も活用して頂ければと思います。

水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)

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