先日、2017〜2018年度に受け持った、単位制コースの生徒達の卒業式を行いました。
新型ウィルスに伴う政府・大阪府からの要請もあり、大幅に短縮された式。
諸事情で欠席した生徒もいましたが、無事終えることが出来ました。
「前の学校で上手くいかなかったことも、苦しかったことも、全部自分だ」
強さを感じる声で、そんな思いを語った卒業生代表。
家族や友人に感謝を伝える姿も立派でした。
卒業生達を送り出すこの時期。
これまでの関わりを振り返ると、自ずから教員としての自分の姿が浮かび上がって来ます。
痛感するのは、自分はアマチュアだということ。
いくつか生徒の成長をサポート出来た手応えはあるが、その数はとても限られている。
自分の力量やキャラクターが、支援者としての幅を限定してしまっているように思う。
出来ることだけやっていては、プロフェッショナルとは言えない。何より歯がゆさを感じる。
教員になった当初は、机や椅子が並んだ教室に立つだけで嬉しかったし、生徒が持つ悩みに共感できる部分を見出せること自体に心の充実を覚えた。
バットやグローブを持って、ボールを追いかけるだけで満足している子どものようなものだ。
しかし今は、もっと違った姿勢で教育に取り組んでいきたい。
プロの教育者として、その役割が持つ重みや苦しみも引き受けて、生徒の発達と向き合う。
そんな仕事がしたいです。
水溪 悠樹(ミズタニ ユウキ)
